「同じようなページを作るだけなのに、なぜ会社によって値段がこんなに違うのですか」
見積りを2〜3社から取った方が、たいていここで止まります。並べてみると桁が近いのに、中身の書き方がまるで違う。どちらが高いのかさえ判断できない、という状態です。
この記事は、広島でBtoBの営業支援をしている株式会社hoshimiが書いています。制作費については、出す側というより払った側です。2026年に、自社のホームページ代を実際に振り込みました。
手元には、制作の見積書・単価表・ある制作会社の社内の値付け表が、合わせて9通あります。この記事では、その中身をそのまま開きます。
結論:制作費はページ数では決まりません。決めているのは3つです
決めているのは、何人日ぶん手が動くか、発注する側がどれだけ手間をかけさせるか、その見積りに何が入っていないか。この3つです。ページ数は、その結果として現れる数字にすぎません。
手元の単価表には、同じ「製品ページ4ページ分」に2つの値段が並んでいました。テンプレートを使い回す型が37万円、1商品ずつ作る型が76万円です。ページ数は同じ4ページです。
この記事の数字の定義
金額も倍率も、使ったものは全部この表に入れました。ここに無い数字は、本文のどこにも出てきません。
| 数字 | 値 | 単位 | いつ時点 | 誰の数字 | 分母・計算のもと |
|---|---|---|---|---|---|
| 製品ページ|テンプレートを使い回す型 | 1ページ 160,000円/4ページ 370,000円 | 円 | 時点の記載なし(同じファイルの見積りは2025年) | ある制作会社の単価表 | 率ではない |
| 製品ページ|1商品ずつ作る型 | 1ページ 190,000円/4ページ 760,000円 | 円 | 同上 | 同上 | 内訳=デザイン70,000円/ページ+実装120,000円/ページ |
| 4ページのときの金額の差 | 2.05倍 | 倍 | 同上 | 同上 | 760,000円 ÷ 370,000円 |
| 2ページ目以降の1ページあたりの差 | 3.17倍 | 倍 | 同上 | 同上 | 190,000円 ÷ 60,000円(どちらも「2枚目以降の1ページ」でそろえた) |
| テンプレート型の2ページ目以降の単価 | 70,000円/ページ | 円 | 同上 | 同上 | (370,000円 − 160,000円)÷ 3ページ |
| 製品ページ2枚のLP制作 | 200,000円(税込220,000円) | 円 | 2025年 | ある制作会社の見積書 | 内訳=デザイン25,000円×2枚+実装90,000円+60,000円 |
| LPの実装費|2枚目以降は1枚目の | 3分の2 | 倍 | 2025年 | 同上 | 60,000円 ÷ 90,000円 |
| 人日単価|ディレクション | 70,000〜80,000円/人日 | 円 | 2020年 | ある制作会社の見積書 | 1人が1日動く単位 |
| 人日単価|デザイン・コーディング | 60,000円/人日 | 円 | 2020年 | 同上 | 同上 |
| 人日単価|動作検証 | 50,000円/人日 | 円 | 2020年 | 同上 | 同上 |
| 人日単価|サイト改修の作業 | 50,000円/人日 | 円 | 2025年 | 別の制作会社の見積書 | 6.5人日×50,000円=325,000円+調査費65,000円 |
| 1時間あたりの売価|社内の人 | 8,000円/時 | 円 | 時点の記載なし | ある制作会社の社内の値付け表 | 同表の原価は2,000円/時 |
| 1時間あたりの売価|外注の人 | 10,000円/時 | 円 | 同上 | 同上 | 同表の原価は5,000円/時 |
| 売価と原価の開き|社内の人 | 4倍 | 倍 | 同上 | 同上 | 8,000円 ÷ 2,000円 |
| 売価と原価の開き|外注の人 | 2倍 | 倍 | 同上 | 同上 | 10,000円 ÷ 5,000円 |
| 同じ表に書かれた利益率 | 0.716 | — | 同上 | 同上 | 売価3,827,160円・原価1,086,590円(10ページ想定の1件) |
| 進行管理の上乗せ | おまかせ 0.1/通常 0.2/質問多め 0.3 | 係数 | 同上 | 同上 | 何に掛けるかは表から読み取れず |
| 修正の上乗せ | 1回につき 0.1 | 係数 | 同上 | 同上 | 同上 |
| 要件の固まり具合の上乗せ | 固まっている 0.05/固まっていない 0.1 | 係数 | 同上 | 同上 | 同上 |
| 進行管理費 | 制作費の15% | % | 2020年 | ある制作会社の見積書 | 制作費522,000円に対し78,300円 |
| デザイン品質管理 | デザイン費の15% | % | 2020年 | 同上 | 見積書の記載 |
| 中間成果物の買取 | 制作費の30% | % | 2020年 | 同上 | 見積書の記載 |
| 進行管理費(別の見積書) | 15% | % | 2019年 | 別の制作会社の見積書 | 見積書の記載 |
| 特急対応 | 20% | % | 2019年 | 同上 | 見積書の記載 |
| 保守・改善の相見積り | 月400,000円 と 月262,500円(いずれも税抜) | 円/月 | 2021年 | 同じ1サイトに2社が出した見積り | 安いほうは「月最大17時間」と明記 |
| 相見積り2通の開き | 1.52倍 | 倍 | 2021年 | 同上 | 400,000円 ÷ 262,500円 |
| 安いほうを1時間に直すと | 約15,400円/時 | 円 | 2021年 | 同上 | 262,500円 ÷ 月最大17時間 |
| 自社が受け取ったホームページの見積り | 252,000円(税抜・36ヶ月一括) | 円 | 2025年 | ある制作会社 → 株式会社hoshimi | 36ヶ月経過で無償譲渡・制作期間は最大60日 |
| 月あたりに割り戻すと | 7,000円/月 | 円 | 同上 | 同上 | 252,000円 ÷ 36ヶ月 |
| 自社が実際に支払った額 | 277,200円(税込) | 円 | 2026年 | 株式会社hoshimi(払った側) | 自社の書類管理台帳の受領記録 |
この記事の数字の条件
手元にある見積書・単価表・社内資料の9通から取りました。年は分かる範囲で全部書いています。時点の記載が無いものは「記載なし」と書きました。 金額は、税抜と税込が資料ごとに違うため、そのつど明記しています。書けていないこと: 「広島で作ると安いのか」は書けません。広島の制作会社が出したホームページ制作の見積書を、私たちは1通も持っていないからです。 3通りの探し方をして0件でした。片側だけの数字を並べて比べることは、しません。
ホームページの費用は、ページ数で決まりますか
決まりません。手元の単価表では、同じ4ページ分が、作り方の違いで37万円と76万円に分かれていました。
ある制作会社が1つの相手に出した単価表に、製品ページの値段が2つ並んでいました。
| 作り方 | 1ページ | 4ページ |
|---|---|---|
| デザインをテンプレート化して使い回す | 160,000円 | 370,000円 |
| 1商品ずつオリジナルで作る | 190,000円 | 760,000円 |
出どころ: ある制作会社の単価表(日付の記載が無いため時点を特定できません)
数字を追いかけると、2つの型の性格がはっきり分かれます。
第1に、1商品ずつ作る型は、きれいな掛け算でした。 1ページ19万円で、4ページは76万円です。同じ表に「デザイン7万円/ページ+実装12万円/ページ」とあり、足すと19万円になります。ページが増えても、1ページあたりの値段が下がりません。
第2に、テンプレート型は、内訳の作りがまったく違いました。 同じ表にこう書かれています。
デザイン:テンプレデザイン制作で10万円(1枚のみの場合でも10万円)
実装:1枚目9万円、2枚目以降6万円
つまりテンプレート型は、デザイン代10万円を最初に1回だけ払って、あとは1ページ6万円ずつ足していく形です。4ページの37万円は、10+9+6+6+6 で、ぴったり合います。
ここが差の正体です。 2ページ目以降を比べると、1商品ずつ作る型は19万円、テンプレート型は6万円でした。3.17倍の開きです。ページを1枚足すたびに、この差がそのまま積み上がります。
この単価表、実は足し算が合っていませんでした
正直に書きます。同じ表の「1枚制作:16万円(10万円+9万円)」という行だけ、計算が合いません。 10万円+9万円は19万円です。
4ページの37万円は合っているので、この1行だけが食い違っていることになります。書き間違いなのか、1枚のときだけ値引きしているのかは、この表からは分かりません。
私たちは最初、この16万円を信じて「1ページなら16万円と19万円で、差は小さい」と書こうとしていました。内訳を1行ずつ足し直して、はじめて気づきました。
これが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。 見積書の合計欄は、内訳と合っていないことがあります。足し算が合っているかを、受け取った側が確かめるしかありません。
同じ構造は、別の制作会社の見積書にもありました。2025年の製品LPで、金額は20万円(税込22万円)です。
| 項目 | 単価 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| デザイン | 25,000円/枚 | 2枚 | 50,000円 |
| 実装(1枚目) | 90,000円 | 1枚 | 90,000円 |
| 実装(2枚目以降) | 60,000円 | 1枚 | 60,000円 |
| 合計 | 200,000円 |
出どころ: ある制作会社が2025年に出した見積書
実装費が、1枚目90,000円・2枚目以降60,000円に分かれています。 2枚目は1枚目の3分の2です。備考には「デザインをテンプレート化する場合」と条件が書いてありました。
以上の結果から、こう考えられます。「1ページいくら」で掛け算した金額は、たいてい実際の見積りと合いません。 見積りが分けているのは、ページ数ではなく「作り直す部分」と「使い回す部分」だからです。
見積りの金額は、何をもとに計算されていますか
手が動く時間です。手元の見積りには、1人日いくら・1時間いくらという単価が書かれていました。
2020年のサイト更新の見積書に、単価表がそのまま載っていました。
| 作業 | 単価 |
|---|---|
| ディレクション | 70,000〜80,000円/人日 |
| デザイン | 60,000円/人日 |
| コーディング | 60,000円/人日 |
| 動作検証 | 50,000円/人日 |
| CMS構築 | 150,000円/式 |
| ファビコン・OGP | 15,000円/式 |
出どころ: ある制作会社が2020年に出した見積書
人日(にんにち)とは、1人が1日まるまる動く量のことです。「デザイン6万円/人日」なら、デザイナーが3日動けば18万円になります。
同じ書き方は、2025年の別の制作会社の見積書にもありました。サイト改修の見積りで、調査費65,000円に「6.5人日 × 50,000円/人日」を足した形です。合計は税込429,000円でした。5年離れた2社が、どちらも人日で計算していました。
さらに踏み込んだ資料が1つあります。ある制作会社の、社内向けの値付けの表です。見積書ではなく、社内で金額を組み立てるための表でした。
| 誰が動くか | 1時間の原価 | 1時間の売価 |
|---|---|---|
| 社内の人 | 2,000円 | 8,000円 |
| 外注の人 | 5,000円 | 10,000円 |
出どころ: ある制作会社の社内の値付け表(日付の記載が無いため時点を特定できません)
つまり、社内の人が動くと売価は原価の4倍、外注の人が動くと2倍です。同じ1時間でも、誰が動くかで会社の取り分が変わります。
同じ表には、10ページ規模のサイト1件の集計もありました。売価3,827,160円に対し、原価1,086,590円です。表には利益率0.716と書いてあり、売価と原価から計算し直しても同じ値になりました。
発注する側の動き方で、金額は変わりますか
変わります。ある制作会社の社内表では、進行管理の上乗せがおまかせ0.1・通常0.2・質問多め0.3でした。
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。 同じ社内表に、実際の作業とは別に「上乗せ」の欄がありました。
| 上乗せの理由 | 係数 |
|---|---|
| 進行管理|おまかせ | 0.1 |
| 進行管理|通常 | 0.2 |
| 進行管理|質問多め | 0.3 |
| 修正(1回につき) | 0.1 |
| バッファ|要件が固まっている | 0.05 |
| バッファ|要件が固まっていない | 0.1 |
出どころ: ある制作会社の社内の値付け表(時点の記載なし)
読み取れることは、はっきりしています。発注する側の動き方が、値付けの項目として表になっているということです。任せきりなら0.1、質問が多ければ0.3。数字が大きいほど、上乗せが増えます。
正直に書きます。この0.1や0.3を、どの金額に掛けるのかまでは、表から読み取れませんでした。 ですから「質問が多いと何円増える」とは書けません。書けるのは、この項目が実在したという事実までです。
そして、上乗せが付くのは質問が多いときだけではありません。要件が固まっていない状態にも0.1が乗ります(固まっていれば0.05)。この表は、決まっていない状態そのものにも値段を付けています。
一方で、これを「質問するな」と読むのは違うと考えています。聞かずに進めれば、要件が固まらない側の上乗せが付くからです。避ける道は「聞かないこと」ではなく、「着手前にまとめて聞き終えること」だと考えられます。
急がせることにも値段が付いていました。2019年のキャンペーンページと応募システムの見積書です。実際の作業の行とは別に「進行管理費 15%」と「特急対応 20%」の2行が立っていました。納期は「約2ヶ月」と明記され、合計は2,772,000円(税抜)です。
作業の行は、こう分かれていました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 構成・デザイン | 250,000円 |
| コーディング | 180,000円 |
| 応募フォーム構築 | 150,000円 |
| 応募データのDB構築 | 150,000円 |
| アップロード応募システム | 650,000円 |
※このほかにも行があります。上は主な項目の抜粋です。
見積りに書かれていない費用はありますか
あります。手元のLPの見積りには、サーバー代・保守費・素材の用意・ページ追加が別と書いてありました。
2025年のLPの見積書には、金額の下に「含まないもの」の欄がありました。
- サーバー費用・ドメイン費用
- 保守管理費
- 動画・テキストなどの素材(発注側から支給)
- ページの追加(別途見積り)
出どころ: ある制作会社が2025年に出した見積書
この4行は、20万円という金額の外側にあります。素材が用意できなければ撮影や執筆が要りますし、公開後はサーバー代が毎月かかります。20万円は「作る費用」であって「持ち続ける費用」ではありません。
自分たちの側も開いておきます。私たちの料金表にも、同じ書き方の行があります。 2026年のプランに「広告費、運用手数料、LP制作、交通費は別途ご請求」と明記しました。隠すためではなく、後で揉めないためです。
そのうえで、こう考えられます。「含まないもの」が書いてある見積りは、むしろ読みやすい見積りです。 危ないのは、その欄が無いまま「Webサイト制作一式」とだけ書かれているほうです。
2020年の見積書には、さらに珍しい行がありました。「中間成果物買取 制作費の30%」です。途中で作業を止めたとき、そこまでの成果物を買い取る条件が金額で決めてありました。やめた場合の値段まで、見積りに入っています。
納期は、見積りに書いてありますか
書いてあるものと、書いていないものがありました。最大60日、約2ヶ月、ご相談の上決定の3通りです。
手元の3通を並べます。
| 納期の書き方 | どの見積りか | いつ |
|---|---|---|
| 制作期間は最大60日 | 私たちが受け取ったホームページの見積り | 2025年 |
| 納期 約2ヶ月(+特急対応20%の行あり) | キャンペーンページと応募システムの見積り | 2019年 |
| 期間はご相談の上決定 | 製品LPの見積り | 2025年 |
同じ2025年でも、日数を書いた見積りと、書いていない見積りがありました。納期の書き方は、業界で揃っていません。
3通り目の「ご相談の上決定」が悪い書き方だとは思いません。要件が決まる前に日数を約束するほうが、かえって危ないからです。ただし、期間が決まっていない見積りは、上乗せの係数でいう「要件が固まっていない」側に近い状態です。
ここで、私たち自身が払った側の実物を出します。2025年に受け取った見積りの条件です。
- ホームページ エントリープラン 252,000円(税抜)
- 36ヶ月契約・一括の前受払い
- 36ヶ月が経過すると、無償で譲渡可能
- 制作期間は最大60日
そして2026年に、税込277,200円を実際に支払いました。自社の書類管理台帳に受領記録として残っています。
この見積りは、月あたりに割ると7,000円になります(252,000円 ÷ 36ヶ月)。安く感じますが、一括の前受払いなので、実際には最初に252,000円が出ていきます。 譲渡の条件も、36ヶ月経つまで満たしません。
月額表示の見積りを見たら、契約期間を掛けて総額に直す。 これは自分たちが払う側になって、はじめて実感したことです。
同じ仕事に別々の会社が出した見積りは、どのくらい違いますか
同じ仕事に2社が出した見積りは、月40万円と月262,500円で1.52倍違いました。
2021年に、1つのサイトの保守・改善について、2社が見積りを出した記録が手元にあります。
| A社 | B社 | |
|---|---|---|
| 月額(税抜) | 400,000円 | 262,500円 |
| 作業時間の記載 | なし | 月最大17時間(保守7時間+UX改善10時間) |
| 1時間あたりに直すと | 計算できない | 約15,400円 |
出どころ: 同じ1サイトについて2社が2021年に出した見積り
特に印象的だったのは、金額の差より「時間が書いてあるかどうか」の差でした。
B社は月最大17時間と書いています。262,500円を17時間で割ると、1時間あたり約15,400円です。この見積りは、時間単価まで読み解けます。 A社には時間の記載がなく、同じ計算ができません。安いのか高いのかを判断する手がかりが、そもそも無いのです。
一方で、A社の書き方が悪いとは言いません。 時間で区切らず「必要な作業はやります」という約束のしかたもあり、そのほうが得な場合もあります。書けるのは、片方は時間あたりに直せて、もう片方は直せないという事実までです。
なお、この2通は2021年のものです。「今も同じ水準です」とは書けません。
制作の見積りは、どこから読めばいいですか
金額の横に人日か時間が書いてあるか、実際の作業ではない行が何%乗っているか。この2つから見ます。
手元の見積りを開いて、上から順に確かめてみてください。安く抑える方法ではなく、いま持っている紙を読む手順です。
- 金額の横に、単位が付いていますか。 「◯人日 × ◯円」「◯時間 × ◯円」なら、何人がどれだけ動く想定かが読めます。付いていない行は、読めない行です。
- 1ページ目と2ページ目以降で、単価が分かれていますか。 手元の2通はどちらも分かれていました。分かれていないなら、ページを増やしても割安になりません。
- 実際の作業ではない行が、いくつありますか。 進行管理費・デザイン品質管理・特急対応・中間成果物買取。手元では15%・15%・20%・30%が付いていました。
- 「含まないもの」の欄がありますか。 無ければ、サーバー代・保守費・素材の用意・ページ追加がどちら持ちかを、その場で聞いて書き足してもらいます。
- 納期は、日数・約◯ヶ月・ご相談の上決定のどれですか。 急ぐ予定があるなら、特急の上乗せがあるかも先に聞きます。
- 「一式」と書かれた行が、いくつありますか。 「Webサイト制作一式」の1行だけなら中身は読めません。分解して出し直せますか、と聞けるかどうかが分かれ目です。
- 修正は何回まで入っていますか。 手元の社内表では、修正1回につき0.1の上乗せが立っていました。回数が書かれていなければ、あとで話が変わり得ます。
- 月額なら、契約期間を掛けて総額に直しましたか。 私たちが払ったものは月7,000円に見えますが、実際は36ヶ月分252,000円の一括払いでした。
金額の条件が、契約書ではなく見積書にしか書かれていないこともあります。私たちが手元の契約書の雛形を数えたときも、報酬の欄は空欄か「見積書のとおり」でした。
よくある質問
広島で作ると、東京より安くなりますか
私たちは、比べられるデータを持っていません。 広島の制作会社が出したホームページ制作の見積書を3通りの方法で探しましたが、1通も見つかりませんでした。片側の資料しか無い状態で「広島は安い」と書けば、それは調べた結果ではなく想像になります。広島側の見積りが揃った時点で、あらためて記事にします。
ページ数が多いほど、高くなりますか
作り方によります。 手元の単価表では、1商品ずつ作る型は1ページ19万円の掛け算のままでした。テンプレートを使い回す型は、2ページ目以降が1ページ6万円です。ページ数を減らす前に、使い回せる部分があるかを聞いたほうが効きます。
「一式」とだけ書かれた見積りは、良くないのですか
良し悪しは言えません。読めない、というだけです。 大事なのは行数ではなく、分解して出し直してもらえるかどうかです。頼んでも出てこない場合は、その理由を聞く場面になります。
質問をたくさんすると、高くなりますか
ある制作会社の社内表では、上乗せが0.1から0.3に増える書き方になっていました。 ただし同じ表では、要件が固まっていない状態にも0.1が乗ります。聞かないほうが安い、という表にはなっていませんでした。
安いほうの見積りを選べば、得ですか
手元の相見積り2通は1.52倍違いましたが、安いほうには「月最大17時間」という上限がありました。 上限を超えた分がどうなるかまで確かめないと、安いかどうかは決まりません。金額を比べる前に、同じ単位(人日か時間)に直せるかを確かめてください。
ホームページ制作の費用相場は、金額ではなく単位で読む
ここまで出したのは、手元にある見積書・単価表・社内の値付け表の9通と、私たち自身が払ったホームページ代の記録です。
同じ4ページ分が37万円にも76万円にもなりました。差を作っていたのは、ページ数ではなく作り方です。 値段を動かしていたのは、動く時間(人日・時間単価)、発注側の動き方(進行管理・修正・要件・特急)、見積りの外側に置かれたもの(サーバー代・保守・素材・ページ追加)の3つでした。
私たちが言えるのは、高いか安いかではありません。手元の紙が、単位まで読める状態になっているかどうかです。 「◯人日 × ◯円」と書いてあれば比べられます。「一式」としか書いていなければ、金額の大小を並べても意味がありません。
そして、広島で作ると安いのかは、いまの私たちには答えられません。 広島の制作会社の見積書を1通も持っていないからです。持っていないものを、それらしく埋めることはしません。
「3社から見積りをもらったが、どれが何に対する金額なのか分からない」。そういう紙をお持ちでしたら、一度お見せください。払う側として同じ紙を読んだ立場から、どこを聞き返せばいいかを一緒に整理します。
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この記事を書いた人
丸山 祐介/株式会社hoshimi 代表
広島でBtoBの営業支援(LinkedIn運用代行・フォーム営業・アポ獲得代行)をしています。前職のマーケティング会社ではCOOとして、営業利益を1年で5,000万円から2億円にしました。
自社ツールを内製して毎日運用しており、この記事の数字はすべてその実データです。
この記事の作り方
下書きはAIが書き、数字と事実は人が元データに当たって確認しています。確認が取れなかった数字は載せていません。
広島から、実測データごと営業支援をしています
この記事の数字は、株式会社hoshimi(広島市中区)が自社の本番運用で実測したものです。同じ仕組み・同じ実測レポートつきで、貴社の営業も運用します。
